月の所定労働時間数(分母)のルール
月の所定労働時間数は毎月変動します。月によって30日、31日(2月は、28日、29日)と変動しますよね。そうすると毎月計算式が変わることになり計算が大変です。実務の世界では、年平均で月の労働時間数をカウントすることになっています。次の例示で説明します。
(例)1日8時間労働で、完全週休2日制、祝日、年末年始休日他がある企業(年365日)
- 年間所定労働日数(就業規則等による)240日
- 年間所定休日(就業規則等による)125日
- 1日の所定労働時間数(就業規則等による)8時間
- 1年間の所定労働時間 240日×8時間=1,920時間
- 1か月平均所定労働時間数 1,920時間÷12ヶ月=160時間
1年間の所定労働時間1,920時間を12ヶ月で割って1月平均の所定労働時間数を上記プロセスで計算していくのです。上記計算例では160時間になりました。早速自社の1月平均所定労働時間を計算してみましょう。